童貞卒業

僕は、童貞卒業をしたいと思った。
というのは、これまでに彼女がいたことがなくて、そういうことをした試しがなかったからである。
なぜ、彼女がいたことがなかったか?
それは、単純に、彼女をつくるのが面倒くさかったからに他ならない。
だって、彼女がいたら、色々とお金がかかるでしょう(笑)
デートの時にあそこに行きたいだ、こっちに行きたいだ、という話になるわけだし。
そこで費用がかかるのはいうまでもないが、それ以外でも、記念日の時のプレゼントやら何やらで、莫大な費用が発生するからである。
それが面倒くさいと思ったのだった。
だが、最近になって、童貞卒業をしたいと思うようになった。
童貞
そこで、相手を探すために、とある出会い系サイトにアクセスをして、相手を探すことにしたのである。
書き込みであるが、このような感じで書いてみた。
「こんにちは。はじめまして。童貞卒業をする為に、こちらで相手をして下さる女性を募集したいと思います。こちらは本当に初めてなので、まずはお茶からでも大丈夫な方でよろしくお願いしたいと思います。あなたからのお返事をお待ちしています。」というように。
そこで縁があったのが、K子さんだったのだ。
すんなりと会うことができたので、さっそくお茶をしている最中に、彼女から様々なエピソードを聞くことになる。
それは、彼女自身も、出会い系サイトを使い、初体験の相手を探すことをしたということだった。
そう、今現在、童貞卒業をしようとしている僕と同じように。

ゲイバー
歌舞伎町